AI投資のやり方は？ETFの配置ロジックを一記事で理解しよう

AI投資はチップ株の購入だけではありません。ソフトウェアプラットフォームからチップ製造、データセンターや電力インフラまで、産業チェーン全体にチャンスがあります。

コア分類

コアAIファンド（AI企業に直接投資）：

• Global X AI & Technology ETF (AIQ) - 0.68%の手数料、規模は60億ドル、最も包括的
• iShares Future AI & Tech ETF (ARTY) - 0.47%の手数料、BlackRockが運用、コストパフォーマンス良好
• Roundhill Generative AI ETF (CHAT) - 0.75%の手数料、アクティブ運用、集中度高め

インフラ整備（「ツールとシャベル」）：

• チップ：iShares Semiconductor (SOXX) / VanEck Semiconductor (SMH) - どちらも0.34-0.35%、NVIDIA/TSMC/Broadcomが主要保有
• データセンター：Pacer Data & Infrastructure (SRVR) / Global X Data Center (DTCR) - 0.50%の手数料、REITタイプは金利リスクに注意
• ネットワークセキュリティ：First Trust Cybersecurity (CIBR) / Amplify Cybersecurity (HACK) - 0.59-0.60%の手数料
• 電力：VanEck Uranium & Nuclear (NLR) - 0.56%の手数料
• 量子コンピューティング：Defiance Quantum (QTUM) - 0.40%の手数料、投機的要素も強い

配分方法

初心者向け：コアAI ETFのいずれかを購入すれば完了。

フルセット：

1. コア（50%）：AIQまたはARTYのいずれか
2. チップ関連（20%）：SOXXまたはSMH
3. データセンター（15%）：SRVRまたはDTCR
4. ネットワークセキュリティ＋電力（15%）

これにより、AIのチップ→計算能力→ストレージ→エネルギーまでの全チェーンをカバー。

ポイント：

• ETFの手数料は0.34%-0.75%、パッシブファンドの方が一般的に安い
• チップファンドは集中度が高く（上位10銘柄で70%以上占めることも多い）、分散性は不足
• データセンターREITは金利に敏感で、金利上昇時は注意
• 量子コンピューティングはまだ投資段階であり、小規模な配分に留めるのが良い