最近INJというプロジェクトが立て続けにいくつかの大型ニュースを発表し、市場の反応もかなり激しいですね。一つずつ分解して、本当にどれだけ価値があるのか見ていきましょう。

まず資金面から。ニューヨーク証券取引所に上場しているPineapple Financialという企業が、INJトークンを二次市場で買い集めるために1億ドル規模のデジタル資産ファンドを設立しました。これは単なるスローガンではなく、実際に大金が投入されています。こういった機関投資家による下支えは、トークン価格の安定性にとって確かにポジティブなシグナルです。

技術面ではさらにインパクトがあります——ネイティブEVMが正式にローンチされました。このMultiVMアーキテクチャが稼働すれば、開発者にとっては次元の違う優位性になります。すでに40以上のDAppやインフラチームが接続待ちで並んでいるそうで、DeFiエコシステムの拡大スピードもこれまでより何倍も速くなりそうです。開発効率が上がれば、エコシステムも自然と成長します。

最も重要なのはETFの話です。アメリカでETFが本当に実現すれば、伝統的な金融市場の資金が合法的なルートで直接流入できることを意味します。一般投資家はウォレットや取引所を使いこなす必要がなくなり、機関投資家にも正規の参入ルートができ、流動性が一気に数段階上がります。

RWA（リアルワールドアセット）領域でもInjectiveは先行しています。株式、金、為替などの伝統資産をブロックチェーン上で取引できるようにしており、最近ではNVIDIAの株式もトークン化しました。現実世界の資産とWeb3をつなぐこの仕組みは、確かに大きな可能性を秘めています。

これらの好材料が重なり合って、現在のバリュエーションにはまだ上昇余地があると言えます。もちろん市場の動きは誰にも予測できませんが、ファンダメンタルズ的には今回の動きはかなり堅実です。皆さんはINJが今回どこまで上がると思いますか？