トランプ氏が現場で次期FRB議長を“指名”、パウエル氏を痛烈批判：「もう利下げすべきだ！いつも利下げが遅すぎる！クリスマス前には退任だ！」

「次期FRB議長が、この部屋にいる。」

火曜日のホワイトハウス会議で、米国大統領トランプ氏は笑顔で国家経済会議委員長ケビン・ハセット氏を見つめ、FRBのリーダー交代に関する憶測が一気に高まった。

これは突発的な発言ではない。トランプ氏は、2026年初頭にFRB議長を正式に発表する計画を明言しており、ハセット氏は現議長パウエル氏に代わる最有力候補と目されている。

「最初は約10人を検討していたが、今は『1人』に絞られた」とトランプ氏。「彼は気まぐれで有名だが、最終決定は今後変わる可能性があるものの、今回の発言は最も明確な時間枠を示したことは間違いない。

「頑固な牛、大統領を嫌っている」

会議でトランプ氏は再び現議長パウエル氏を標的にし、早急な利下げを改めて主張した。

「JPモルガンCEOのダイモンですら利下げを支持している」とトランプ氏は強調し、パウエル氏が借り入れコストの引き下げに「動きが遅く、態度も弱腰」だと批判。さらに「頑固な牛で、大統領を嫌っている」とまで言及した。

ここ数ヶ月、トランプ氏はFRBへの圧力を継続しており、高金利が経済成長に不利だと考えている。もし従順な新議長を任命できれば、中央銀行政策を再構築し、経済を刺激する絶好の機会となる。

候補者リストには誰がいるのか？

最有力候補のハセット氏のほか、最終候補には以下の重鎮が名を連ねている：
・FRB理事 クリストファー・ウォラー
・FRB理事 ミシェル・ボウマン
・元FRB理事 ケビン・ウォッシュ
・ブラックロックグローバル債券部門責任者 リック・リーダー

トランプ氏は9月にハセット氏、ウォッシュ氏、ウォラー氏をトップ3候補として挙げたことがある。また、財務長官ベセント氏を議長にしたいと冗談交じりに語ったが、明確に拒否された。

なぜこの交代劇がこれほど重要なのか？

FRB議長の指名は、大統領が金融政策に直接影響を与えられる最も強力な手段だ。新議長は金利決定を主導するだけでなく、今後数年の米国、そして世界経済の行方を左右する存在となる。$BTC $ETH $SOL
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