徒歩キャンプで狼の群れに遭遇した際の自衛35条

1、絶対に背を向けて逃げない。逃げると狼の追跡本能を刺激する。
2、狼に対して正面を向き続け、自分が獲物でないことを示す。
3、体を高くし、上着を広げたり、リュックを掲げて自分を大きく見せる。
4、低い声で大きく叫んで威嚇する。叫び声が裏返ったり甲高くならないようにする。
5、強力な懐中電灯で狼の目を直射する。夜間は特に効果大。
6、物を拾うためにかがまない。首筋を見せるのは致命的なミス。
7、木や岩壁、大きなリュックを背にして立ち、攻撃される角度を減らす。
8、登山杖や棒で「長距離からの威圧」を行う。
9、複数人なら横一列に並ぶ。狼は整然とした集団を最も恐れる。
10、群れのリーダーを凝視する。群れ全体を見渡さず、攻撃の連鎖を断つ。
11、背を向けずにゆっくり後退し、狼にリスクが大きいと判断させる。
12、金属を叩いたり登山杖で音を出して狼をためらわせる。
13、絶対に餌を投げない。餌やりは自分が食料源だと認識させる行為。
14、キャンプ地は動物の通り道・水場・ゴミ置き場を避ける。
15、食料は木の上2m以上に吊るし、テントの近くに置かない。
16、就寝前に食べ物の匂いを洗い流し、好奇心旺盛な狼を引き寄せない。
17、噛まれたら狼の目・鼻梁・肋骨を攻撃するのが最速の撃退法。
18、絶対に死んだふりをしない。狼には「反撃ゼロ」のサインになる。
19、絶対に倒れない。倒れると首や脚を噛まれる危険が高い。
20、強力な懐中電灯・唐辛子スプレー・登山杖の三点セットを常備する。
21、テントから外に飛び出して逃げない。外に出るとさらに追われやすい。
22、すぐに大声で叫び、狼に自分が危険な対象と思わせる。
23、足やリュック、登山杖でテントの入口をしっかり押さえ、狼が入り込まないようにする。
24、強力な懐中電灯で狼の目を執拗に照らし、強い退却反応を引き起こす。
25、硬いものでテントのポール（金属製）を強く叩く。狼は鋭い金属音を極度に嫌う。
26、登山杖や棒でテント入口を激しく突き、痛みで圧力をかける。
27、丸まって縮こまらない。縮こまると完全に弱者と見なされる。
28、テントが押されて変形した場合、寝マットやリュックを盾にして入口を防御する。
29、テントに穴が開いても、破れ目から逃げず、正面から狼と対峙し続ける。
30、唐辛子スプレーをテント入口に噴射するのが野外で最も有効な対狼武器。
31、低い声で継続的に叫び、狼に「反撃コストが高い」と思わせる。
32、仲間が外にいる場合は大声で呼び、目を照らして連携すれば撃退効果が倍増する。
33、狼が退却しても追いかけたり近づいたりせず、しばらく観察し、その後で装備を整理する。
34、狼が去ったらすぐにライトを点け、騒音を立て、火を焚いてキャンプ地の存在感を強調する。
35、翌日は必ずキャンプ地を移動する。狼は一度様子を見に来た場所を覚えている。