#BTC の価格は動かずに停滞していますが、オーダーブックを見ると、上方の売り圧力が少しずつ吸収されており、ロングとショートの力関係が再配分されています...



昨日から今日にかけて、オーダーブックで最大の変化は、上方の売り注文の不均衡が一時的に消えたことです。不均衡が消えたからといって売り注文自体が消えたわけではなく、現時点では買い注文と売り注文がほぼ均衡した状態にあることを意味します。

現在の価格の上下2.5%、さらには5%の範囲内でも、買い注文と売り注文の枚数に大きな差はありません。

これは2つの要因によるものです。

1. 上方の売り注文が継続的に消化されていること。これまでの上昇のダマシ(例えば深夜にあった94000のダマシ上抜け)は、上方の売り圧力をすり減らすプロセスでした。最初のダマシ上抜けで94000付近の100BTC超の注文が消化され、2回目の押し戻しでさらに50BTCが消化されました。

現時点で94000の売り注文はすでにかなり薄くなっています。これが売り圧力が徐々に消えていく過程です。

2. 下方の買い注文が絶えず新規で入っています。各前回安値の下に注文が置かれており、例えば昨日はMSFT AIの期待低下ニュースの影響で91700まで急落しましたが、現在は91625に164BTCの買い注文が入っています。

これによって現在のオーダーブックは上下で買いと売りが均衡しています。

オーダーブックの買い売り均衡は、ロングサイドにとっても良いことです。なぜなら、

1)下方の注文がオーダーブックの支えとなるからです。スカスカのオーダーブックは簡単に下落してしまいます。過去の下落トレンドでも、リバウンド後に上方の売り圧力の不均衡が生じ、下方の買い注文がスカスカだったことでリバウンド後すぐに下落した例はいくらでもあります(図2)。

だから今、価格が上昇して横ばいに保たれており、昨日のネガティブニュースでの急落後もすぐに戻ったのです。これは資金面で、まだ迷っているロング勢にある程度の自信を与えました。そのため昨日の急落からのリカバリー後、さらに多くの買い注文が入ってオーダーブックの空白ゾーンが埋められました。

2)もし何らかのニュースで強いブレイクが起こった場合、取り残された買い注文がFOMOの買い追随の原動力となります。

現在、価格の上下2.5%の範囲(90675~95325)ではロングとショートが均衡しています。価格の上下5%の範囲(88350~97650)では売り注文が多めです。

したがって、オーダーブックを見る限り、ロングの信頼感は強まっており、先月のようにちょっとしたことで崩れるような状況ではありません。

今はロングとショートが互いにせめぎ合い、次の一波(上でも下でも)がニュースでトリガーされるのを待っている段階です...
BTC-3.43%
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