Metaはメタバース投資を大幅に縮小、来年の予算を30%削減、ザッカーバーグ氏はAI分野へ転換

ソース:BlockMedia
オリジナルタイトル:メタ、メタバース事業大幅縮小計画…ザッカーバーグ、投資方向転換を示唆 - ブルームバーグ
オリジナルリンク:https://www.blockmedia.co.kr/archives/1015298

Metaプラットフォーム社の最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグは、メタバース構築を会社の将来と位置付け、社名変更の理由とした。しかし、ブルームバーグの報道によると、Metaはメタバース構築に投入するリソースを大幅に削減する計画だ。

来年、メタバース部門の予算最大30%削減

ブルームバーグが事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、経営陣は来年、メタバース部門(仮想世界プロダクト「Meta Horizon Worlds」とQuest VRデバイスを含む)の予算を最大30%削減することを検討している。最終決定はまだ下されていないが、関係者によれば、この規模の削減には来年1月に大規模な人員削減が含まれる可能性が高いという。

今回のメタバース事業縮小案は、2026年度の年間予算計画の一環であり、先月ザッカーバーグのハワイの個人別荘で行われた一連の会議で議論された。ザッカーバーグは全ての部門に10%の予算削減を求めたが、メタバース部門は業界競争水準の達成に失敗したため、より大幅な削減を求められている。

削減の大部分は、メタバース関連支出の大半を占めるバーチャルリアリティ(VR)部門に集中する見通しだ。

投資家からの批判と700億ドルの損失

Metaのメタバース事業全体は投資家から集中的な批判を受け、「リソースの無駄遣い」と見なされてきた。また、バーチャル世界での児童のプライバシーや安全性侵害の疑いで規制当局の調査も受けている。こうした縮小案の報道を受け、ニューヨーク株式市場の取引開始時にMetaの株価は5.7%上昇し、投資家はMetaのメタバース撤退を歓迎する姿勢を示した。

Metaの広報担当者はコメントを拒否した。

ザッカーバーグは依然として、人々が最終的に仮想世界で働き、娯楽を楽しむようになると確信しているものの、Metaのメタバースビジョンはいまだ実現していない。2021年、Facebookはユーザーの安全やプライバシー問題で論争となり、会社全体の使命を「Meta」へと変更、メタバース構想に巨額投資を開始した。

メタバース部門はReality Labs傘下で、同部門はVRヘッドセットやARメガネなど長期事業を担う部門である。Reality Labsは2021年初頭以来、累計700億ドル超の損失を計上し、多大な資金を消耗してきた。ザッカーバーグは最近数カ月、公の場や決算説明会でメタバースへの言及を大幅に減らし、大規模AIモデル(AIチャットボットやその他の生成AI製品の基盤)や、Ray-Banスマートディスプレイ眼鏡などAI体験に関連するハードウェア製品の開発に注力している。

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