帰ってきました。うっかりインフルエンザにかかってしまい、二度目の「羊」になりました。熱が上がったり下がったり、全身が骨のように痛くて、年を取ると体が壊れやすくなるというのは本当だと認めざるを得ません。休養していた数日間、ベッドでぐっすり寝て、ぼんやりといろいろ考えて、何かしようと思っても結局何もできなかったような気がします。

最近、インフルエンザは本当に流行っていて、実際にかかってみないとどれほど辛いか分かりません。家に高齢者や子供がいる場合は、警戒心を高めて、しっかりと予防対策をしておく必要があります。

午後にチャートを開いてじっくりと復習しましたが、たった10日間でBTCは一時8万まで急落し、ETHは2600まで戻り、主要なアルトコインは見るに堪えないほど悲惨でした。これは恐怖を感じるレベルまで下落したと言えるでしょう。O某Kの大きなポジションのアカウントを見てみると、以前指値していたBTCとETHはすでに約定していました。最安値では買えませんでしたが、現状では少しだけ利益が出ている状態です。

11月の配信で話しましたが、この20日余りの真空期では、ほとんどの経済指標が推測に頼るしかなく、資金のリスク回避性が顕著に現れ、相場の動きも大きく流れに任せた形になりがちです。12月の利下げ確率は70%から20%に下がり、今度は20%から90%に上がったりと、まるで泥遊びのように上下しています。あらゆる勢力が現れ、多空両建てのギャンブラーたちには厳しい展開で、20日余りで100億以上の資金が消えました。

ただし、話を戻すと、18日に日本が利上げする可能性があり、これは今後の相場の大きな変数となるかもしれません。もし本当に利上げが実施されれば、今後のポジション保有の時間コストや取引の難易度がかなり上がるでしょう。現時点で手元に残っている資金は2割ほどで、個人的にはまだやや多いと感じています。10日の利下げ会議後の相場の実際の動向を見て、今回追加したポジションを整理し、ポジションの適正化を図るつもりです。目安となる価格帯は98000-103000、3300-3500の2つのレンジで、テクニカル分析が分かる方にはこのレンジの意見が大きく分かれることが分かるはずです。

もし相場がこの位置で反転すれば、69000-75000、2000-2200のレンジで買い増しします。

もし順調に突破すれば、110000-115000のレンジで再び大きなポジションを減らし、高値でヘッジし、空ポジションを5割程度に保って、年末年始の資金需要や26年第1四半期の相場に備えます。

コメント欄を見てみると、みなさんが一番心配しているのはADAの動きのようです。実際、私も心配しています。過去10日間で2度も保有コストを下回る下落があり、最近はネガティブなニュースも出ています。さらに下落が続くようなら、この1年間の粘りは全て無駄ということになり、0.3以下まで下がれば、今期のアルトコインシーズンの判断が完全に間違っていた証明になります。

でも今はどうでしょうか？まだそうなっていません。自分自身のADAに対する理解と24年の参入コスト平均を考えると、現在の判断は「もう少し待つ」ですが、これ以上ナンピンはしません。他の7つの小規模アルトの収益と比べても、ADAのポジションは健全な方です。資金コストで考えれば、元本はまだ損していませんし、少し利益も出ていますが、時間コストで見ればリターンは良くありません。でも仕方がありません、ETHでさえこの有様です。このタイミングでは現実を受け入れるしかありません。

私はずっと「私たちは違う」と強調してきました。それは資金力の違いではなく、むしろ心構えの違いです。ビジネスの世界で長く浮き沈みしてきた経験がある分、取引での上げ下げや損益に対して心が揺れにくくなっています。仮に来年の第1四半期に徐々に撤退する際に、手元のアルトコインが利益を生んでいなくても、私は潔くアルトシーズンの見誤りを認めますが、自分を過度に責めたり、過度な不安に陥ることはありません。そうした内向きのストレスは自分に何の役にも立たず、金融商品や投資ビジネス全般に対して拒否反応を生むだけで、結局は平凡な一生で終わることになるでしょう。

改めて現時点での私の見解を述べます。今後の主要アルトコインシーズンにはまだ期待しています。マクロサイクルの流動性が、4年サイクルのローテーションよりも仮想通貨市場を動かす力が強いと私は考えています。具体的な論点や取引ロジックは、サブスク投稿や配信で述べています。たしかDOGEのエントリーとエグジットを例に挙げて説明しました。興味のある方は、過去の記録を振り返ってみてください。繰り返しになりますが、私たちは皆、自分のアカウントに責任を持つ必要があります。

フォローしてくれている皆さん、私たちはおよそ10日ぶりの再会です。私は投稿していませんでしたが、ほとんどのコメントには返信しました。この暗黒の時期、あなたのポジションはどうでしたか？心境はどう変化しましたか？どんな困難を経験しましたか？覚えていますか？

11月の相場は本当に厳しかったです。多くの人がBTCが7万/6万/5万/4万まで下がると言い、コメント欄ではBTCが3万になったらどう思うかという質問も受けました。私は特にどうとも思いません。こうした短期的に1%以下の確率のことは考えません。自分の状況に合わせて自分のポジションを判断するだけです。

この10日余りの自メディアの情報を振り返ると、市場が下がるたびに誰それがどれだけ清算されたとか、MicroStrategyがコインを売るとか、中国が再度厳しく取り締まるとか、日本が強硬に利上げするとか、ある取引所の資金が盗まれたとか、毎日さまざまな恐怖ニュースが飛び交っていました。メディアは損切りを促し、インフルエンサーは空売りを勧め、極端な意見もあり、一日で10%下がれば10日で底、20日でほぼゼロになる、という声も。逆にETHが1000、BTCが5万まで下がったら家や車を売って買い増すという混乱した雑音もあり、皆さんの心理的防御線を揺さぶっています。

こういう人は少なくありません。これが典型的な「カモ」の心理です。多くの人は大暴落時に妄想し、大暴騰時に有頂天になりがちです。もし仮想通貨取引の経験を大局的な言葉でまとめるなら、トレードは本当にテクニックが全てか？この確率論の市場では、私はそうは思いません。多くの人はマインドセットと認知力に頼っていると思います。

大暴落を経験した時に得るべき最も貴重なものは、実は心理的な変化の過程です。これこそ記録すべきものです。その時の心境は恐怖だったのか、冷静だったのか、底値買いを狙ったのか、下落を回避できてラッキーだと思ったのか。アカウントの変化は心境の変化とリンクしていますが、その中の問題を明確に見極められれば、それこそが真の反省であり、仮想通貨で稼ぐための最も重要な資産となります。

心境の鍛錬は、実際に仮想通貨市場の乱高下を経験することでしか得られません。他人の話を聞くだけでは成長できません。本当に知見を深めるには実体験が必要です。勉強ができるだけで心境が高まるなら、成績優秀者はみんな大金持ちになっているはずです。

自分で経験し、反省し、学び、実践して得たものこそが本物です。人から聞いた話は役に立ちません。「ここまで下がったら買う」「ここまで上がったら売る」などと言っても、それは口だけです。トレードの道は一歩一歩自分で歩むものです。いくら口で言っても意味はなく、どれだけお金を賭けるか、実際にエントリーする時の心境があなたの本当の実力です。

以前にも触れましたが、売るにしても最も恐怖が広がっている時に売ってはいけません。今、たとえ買わなくても、売るべきではありません。たとえベアマーケットが始まっても、リバウンドのタイミングは必ずあります。9.8万-10万で売る方がまだ合理的です。今の状況では、保有し続けることが唯一正しい選択肢です。たとえ市場がさらに下がり、7万前後まで落ちても耐え抜き、心境とポジションを記録し、自分を鍛えることで、長期的に見ると利益を得るチャンスが生まれます。

何人かの方に約束した通り、利下げ会議の前に一度ライブ配信を行います。残りのやりとりは配信でお話ししましょう。#十二月行情展望