正直に言うと、少し前までWeb3で量的取引をしているボットやガバナンス投票を行っているボットの裏側が一体何に支えられているのか考えていました。Talus Labs（@Talus_Labs）を見つけて、急に目が覚めたような気がしました。

考えてみてください。今のほとんどのAIエージェントは「分散型」と謳っていますが、実際には推論をAWS上で実行し、意思決定のプロセスはすべてブラックボックスです。問題が起きても、どこを追跡すれば良いのかすらわかりません。TalusはAIのあらゆる推論、すべてのアクション、すべての証明をチェーン上に記録しており、本当に検証・追跡が可能です。

Talusの経済モデルも詳しく調べてみましたが、いくつか面白いポイントがあります。単なるガス代だけでなく、エージェントが作業をするためにトークンを消費し、開発者はツールを登録して報酬を得ることができ、ノードはタスクを実行するためにステーキングが必要です。つまり、バリューチェーン全体がこのトークンを中心に回っており、無理やりなストーリーではなく、実際に消費される場面があります。

トークン配分についても、30%がコミュニティとエコシステムに割り当てられていて、実際にビルダーのためのリソースが用意されています。TGE時の流通量は約22%、チームと投資家は少なくとも12ヶ月ロックアップ——つまり、初期の売り圧はそれほど大きくなく、皆が同じ船に乗っているということです。

私自身の判断としては、これはTGEだけで一時的に盛り上がって終わるようなプロジェクトではありません。もしあなたもAIエージェントのこのトレンドが成功すると思うなら、Talusは数少ない「インフラ級」の選択肢だと思います。