世界で最も優れた投資の達人は「金融のワニ」と呼ばれますが、なぜ「金融のトラ」や「金融のライオン」、「金融の大魚」とは呼ばれないのでしょうか?



ライオンやトラは陸上での戦闘力は非常に高いものの、走って獲物を狩る際には体力を消耗し、強敵に出会うと怪我をすることもあります。

ワニは忍耐強く、賢く、冷静です。すべての動物が通らざるを得ない戦略的な(水源)で、何日も、時には何週間も待ち伏せし、成功すれば獲物を一気に飲み込み、失敗すればすぐに水中に潜って(高リターン・低リスク)を実現します。

ワニは見た目は足が短くても、実は陸上では人間より速く走れます。しかし、ワニは不得意な陸上での狩り(体力を消耗し、リスクがあるため)を放棄し、水中での待機に専念します。トレーダーもワニのように、自分の得意分野だけに集中してこそ、ワニのように長く生き延びることができます(ワニは恐竜時代から2億年も生き延びてきました)

彼らの狩り方は一見受け身ですが、効果は抜群で、最小限のエネルギー消費で獲物を捕らえ、最低コストで最大の利益を狙う——これこそが偉大な金融家とワニに共通する点です。

コアエッセンスは「小さく損して大きく儲ける」こと。すなわちよく言われる「損失を切り、利益を伸ばす」。軽いポジションで試し、含み益が出たら順張りで追加。

シンプルな指標を一つ選び、トレンドの方向を判断。上昇相場ではロングのみ、典型的なトップシグナルでのみ新規エントリー。トレンドの必経路でじっと待つ。重要なポイントでエントリー。勝率にこだわりすぎない。勝率は高くできなくてもいいし、必要もない。重要なのはエントリーの場所でリスクリワードが十分大きいかどうか、つまり損切りが小さく、間違いならすぐに証明される場所であること。

一般的には底やトレンド初期に軽いポジションでエントリー。リスクは常に第一。投入するベースポジションは、過去最大の連続損失に耐えられるものであるべきで、さらに保守的に損切りを設定するのが望ましい。最重要原則。重要ポイントをブレイクされたら必ず損切り、例外なし。価格がまた戻ってきたら再度チャンスを探せばいいが、ロング目線だからといって希望的観測で耐えてはならない。

ナンピンのような愚かな行動は論外。含み益が出たら、押し目や高値ブレイクで追加するのが大きく儲けるコア。価格が予想通り上昇し、押し目やサポート、あるいは高値ブレイクで追加。

追加はピラミッディングで行い、その都度ストップを移動。新たな重要ポイントにストップを設定し、ベースポジションはすでに安全、リスクは追加分の損切りのみ。失敗したら損切りし、次のチャンスを待つ。上昇が続けばしっかりポジションを保ち、引き続き押し目で追加、ストップも移動。

利食い。簡単には手仕舞いせず、典型的なトップシグナルやダイバージェンスが出るまで粘る。分割決済でも一括決済でもよいが、できれば一括が望ましい。なぜなら最も確度の高いトップシグナルを待つ自分に課せるから。含み益は必ず一度は減るもの、それを受け入れ、天井で売ろうとしないこと。V字反転で含み益の大半やすべてが消えることも避けられないが、それも受け入れた方がよい。なぜなら、そもそもあなたが狙うべき相場ではないから。

これがトレードで勝つためのコア原則。この原則に合っていれば、使う手法や指標は何でもいい。ベストなものはなく、自分に最適なものを選べばよい。実践の中で見つけていくこと。

これらの原則を理解し、実践で守れるなら、たとえシンプルな指標しか使わなくても、規律を持って一貫性を保てれば、稼ぐことは簡単で退屈な作業になる。自分に打ち勝ち、人間性に打ち勝つことが重要です!
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