相場が悪い時や、トレードが逆方向に行ってしまった時、「少しでも利益が出たらすぐ逃げよう」と考えるのではなく、常に「元本第一」という核心理念を貫くべきです。もし相場が明らかに逆に動きそうだと感じたら、なぜ先に利益を守ろうとしないのでしょうか？わざわざ損失を出す必要があるのでしょうか？この理屈、わかりますよね？

多くの人が一攫千金を狙いがちですが、本当のトレードは一回の勝負で全てが決まるものではありません。無数の積み重ねで利益を徐々に増やしていくものです。たとえ毎日1%の小さな利益でも、長期的に見れば非常に大きな収益となります。

だからこそ、本当のトレーダーであれば、最初の授業は「どうやって稼ぐか」ではなく、「どうやって損をしないか」です。これが私が皆さんにトレーリングストップや分割エントリーなどのテクニックを教えている理由です。まず損をしないことを確保し、無リスクのポジションを作った後で、残るのは「どれだけ稼げるか」だけです。

たとえ時々建値ストップにかかっても、それはそのポジションを持たなかったのと同じで、まったく損失はありません。しかし、このようなオペレーションのロジックやメンタルは、自分で実際に注文し、市場の変動を自分の身で体験しない限り、本当の意味で理解することはできません。

覚えておいてください：元本を守ることができれば、すでに半分は勝ったも同然です。