入場位置について

市場には多くの入場に関する記事がありますが、私は自分が実際に使用している入場の参考を公開することはほとんどありません。理由は簡単です：どんなテクニカル指標にも適用範囲があり、また失効する時もあるからです。重要なのは数ではなく、「一つを徹底的に理解すること」です。
入場の根本原則はたった一つ：
サポートラインで買い、レジスタンスラインで売る。
サポートとレジスタンスを判断する方法は多種多様で、移動平均線、ボリンジャーバンド、黄金比、過去の高値・安値などが使えます。私が最もよく使うのは Boll 線で、その論理も非常にシンプルで直接的です。
上昇トレンドでは、4時間足の Boll 下軌のサポートに注目し、
下降トレンドでは、4時間足の Boll 上軌のレジスタンスに注目します。
もし相場が非常に強くて、4時間足レベルで調整が全く入らない場合はどうするか？そんなときはただ見送るだけですか？
私のやり方は段階的に建て玉を増やすことです。
例えば、最大投入額を 10000U と計画した場合：
ブレイク時にまず30%を投入し、
調整を確認してから残りの70%を追加します。
こうすることで二つのメリットがあります：
一つは、調整を待つことでトレンドを完全に見逃さないこと。
もう一つは、調整局面でも相対的に有利な位置で追加買いを行い、感情的な操作を避けられることです。
ただし、絶対に強調しておきたい点があります——
方向判断も入場選択も、本質は確率の問題であり、100%正しいことはあり得ません。
もし判断を誤った場合、唯一正しい行動は損切りです。
利確・損切りについて
利確と損切りは、最終的に生き残れるかどうかを決めるものです。
一連の取引において、総利益が総損失を上回る限り、システムは正の方向に向かいます。実現はそれほど複雑ではなく、以下の条件を満たせば十分です：
損切りは常に総資金の5%以内；
一回の利益は総資金の5%以上；
全体の勝率は50%以上。
リスクリワード比が1を超え、勝率が合理的な範囲内であれば、必ず利益を出せます。
もちろん、高いリスクリワード比と低勝率、または低リスクリワード比と高勝率を組み合わせることも可能で、道筋は異なりますが本質は同じです。
総利益の計算式は非常にシンプルです：
初期資金 ×（平均利益 × 勝率 − 平均損失 × 敗率）
私の取引システムでは、市場の予想変動幅が30%以上のときだけエントリーします。これにより、リスクリワード比は自然と高くなり、長期的な収益を引き上げる一つの核心的理由となっています。
しかし現実には、多くの人は逆の行動をとります：
利益が出たときにすぐに利益確定しようとし、
損失が出たときに無理に耐え続ける。
明らかに間違っているとわかっていても、コントロールできない。
これは技術の問題ではなく、人間性の問題です。
欲望と恐怖は、資金管理によって抑制しなければなりません。
資金管理について
多くの人は少額ポジションを推奨しますが、「少額」とは何でしょうか？
実行可能な基準を示します：
一回の取引で許容できる最大損失は総資金の5%以内。
5%を超えると重いポジション、
5%未満が軽いポジションとみなします。
もちろん、各人の心理的耐性や取引レベルは異なるため、比率は調整可能ですが、この基準は初心者にとって最も親しみやすく、長期的に続けやすいものです。
次に単利と複利の問題です。
単利はリスクが低いですが、増加は遅い；
複利は増加が速いですが、ドローダウンも大きくなります。
私の戦略は非常にシンプルです：
30日間は単利で取引し、30日ごとに複利を適用します。
これにより、ドローダウンを抑えつつ、複利の効率も放棄しません。