## USD/JPYは157に上昇、米国経済指標が予想を上回る



USD/JPYペアは連続3日目の上昇を続けており、現在157.00付近で取引されています。米ドルは米国の経済指標が予想以上に良好だったことを背景にさらなる勢いを増しています。一方、日本円は外部の逆風と国内経済の弱さの両方から圧力を受けています。

### 米国の雇用データがドルの強さを支える

ワシントンからの新しい労働市場データは、混合ながらも最終的には良好な兆候を示しました。1月3日に終了した週の新規失業保険申請件数は208,000件に増加し、予想の210,000件をわずかに下回りました。一方、継続申請件数は1.914百万に増加しました。ただし、4週間移動平均の新規申請件数は、219,000から大きく減少し211,750となり、季節的変動にもかかわらず雇用の弾力性が維持されていることを示しています。この堅調な労働市場の背景により、連邦準備制度理事会(FRB)が金利を据え置くとの見方が強まり、市場は1月27-28日の会合での政策変更なしの確率を88%と見積もっています。

### 米国の貿易赤字が予想外に縮小、USDを後押し

おそらくより印象的だったのは、米国の貿易収支の急縮小です。10月の貿易赤字は294億ドルに縮小し、予想の589億ドルを大きく下回り、9月の481億ドルからも大幅改善となりました。これは2009年中旬以来最も狭い貿易状況であり、輸入の弱さ(が21か月ぶりの低水準)に達したことと、輸出の記録的な増加によるものです。この動きはUSDのセンチメントに大きな支援をもたらし、ドル指数(DXY)は98.80付近まで上昇し、月間高値に近づいています。

### 日本円は複数の逆風に苦戦

日本円の最近の弱さは、否定的な要因の重なりを反映しています。中国との地政学的緊張が高まったことで、中国が二重用途品の輸出規制を課し、日本のジクロロシラン(重要な半導体材料)に対する反ダンピング調査を開始したことが影響しています。より深刻なのは、国内の賃金成長の失望です。11月の労働現金給与は前年比0.5%の拡大にとどまり、予想の2.3%を大きく下回り、10月の2.6%からも減速しています。この賃金の停滞は、今後の日本銀行の引き締めの可能性を弱め、円に下押し圧力をかけ続けています。

### 今後の為替市場はどうなる?

金曜日の米国非農業部門雇用者数(Nonfarm Payrolls)レポートが控える中、トレーダーはUSD/JPYの変動が続くと見込んでいます。市場のコンセンサスは、2025年後半にFRBが2回の利下げを行うと見込んでいますが、雇用データ次第でその見通しが維持されるか、調整が必要になるかが決まるでしょう。現時点では、テクニカルな観点からはドルの円に対する継続的な強さが有利と考えられています。
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