ビットコイン相場の「顔役」マイクロストラテジーが信頼を失墜させた理由

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米国暗号資産市場の朝刊速報へようこそ—今日の業界の最重要ニュースを一気読みするコーナーです。コーヒー片手に目を通す価値がある内容を厳選しました。かつて機関投資家の信頼の象徴とされたマイクロストラテジーのビットコイン関連プレミアム。その堅固だと思われた基盤に、今や大きな亀裂が走っています。

マイクロストラテジーのプレミアム指標、歴史的な転機を迎える

長年にわたってビットコイン投資の"優等生"として市場に認識されてきたマイクロストラテジー。その象徴的存在だった株価とビットコイン資産の価値差(プレミアム)が、とうとう消滅の局面を迎えました。5月中旬に圧力を受け始めてから約5ヶ月—ついに到達してしまった歴史的な分岐点です。

驚くべき数字が現実となりました。マイクロストラテジーの市場時価総額(現在645億4000万ドル)が、同社が保有するビットコイン資産の評価額(661億5000万ドル)を下回る事態が発生。世界最大級のコーポレートビットコイン保有企業として、初めての逆転現象です。

なぜこうなったのか—資金調達モデルの限界

マイクロストラテジーが巨大なビットコイン帝国を築いた秘密は、独特な転換社債発行戦略にありました。この手法により、既存株主の希薄化を避けながら資金を調達し、ビットコインを積み上げることができたのです。

しかし風向きが変わりました。同社は641,692 BTCを平均コスト1枚当たり74,085ドルで保有していますが、現在の相場でも102,918ドル付近では39.10%の未実現利益を確保している状況。にもかかわらず、転換社債購入者の姿勢が慎重化しているのです。

2025年2月以降、マイクロストラテジーは新規の転換社債を発行していません。代わりに優先株式(STRシリーズ)への切り替えを進めています。これらの優先株式は相応に高い金利を伴うもの—投資家がより強いインセンティブを必要とする市場環境を象徴しています。

長期ホルダーの一斉利確が市場構造を揺さぶる

オンチェーン分析が示す別の側面も、今の相場の緊張感を物語っています。長期ビットコイン保有者(LTH)が10万ドル近辺で利益確定する動きが加速しているというデータです。

Glassnodeの報告では、LTH供給量の急速な減少とネットポジション変化の急激なマイナス転化が確認されており、ベテラン層による分配の加速を示唆しています。Fidelity Digital Assetsのリサーチ副社長も同じ傾向に言及し、最近の価格膠着局面がベテラン保有者の心理を疲弊させていると指摘しました。

マイクロストラテジーCEO、岐路に立つ

Michael Saylor率いるマイクロストラテジーにとって、この局面は真の試練となります。紙面上の未実現利益は依然として堅調ですが、調達オプションの枠が縮小し、市場心理が冷え込む現実に直面しているのです。

債券市場の冷感と長期保有層の利益確定が同時進行する中で、同社が蓄積戦略を継続できるかどうかは、ビットコインが2026年より前に次の上昇局面へ移行するかどうかにかかっているかもしれません。

本日のプレマーケット概況

企業名 11月12日終値 プレマーケット
マイクロストラテジー (MSTR) $224.61 $225.70 (+0.49%)
Coinbase (COIN) $304.00 $305.00 (+0.33%)
Galaxy Digital Holdings (GLXY) $31.27 $31.42 (+0.48%)
MARA Holdings (MARA) $14.41 $14.40 (-0.069%)
Riot Platforms (RIOT) $15.46 $15.42 (-0.26%)
Core Scientific (CORZ) $16.44 $16.37 (-0.435%)

出典:Google Finance

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