長鑫科技の上場最大の“サプライズ”:創業者が自腹で200億元、全社員は一人あたり百万で富を築く



長鑫科技は間もなく科創板に上場する。約295億元規模の資金調達に比べ、市場を本当に沸かせるのは創業者の朱一明による最高の経営判断だ。個人の資産価値が200億元超の株式を差し出し、無償で約2万人の全社員に配分。社員一人あたりの保有株の価値は100万元超となり、結果として一挙に1万人超の「チップ(半導体)百万長者」が誕生する。

この“降って湧いたような大金持ち”の裏にあるのは、国産メモリーチップが9年にわたり極限まで逆転してきたハードコアな物語だ。長年、世界のDRAM市場は三星、SK海力士、美光という3大巨頭により完全に独占されてきた。特許による封鎖、価格での絞り込み、国産側はほぼ発言権がなかった。

長鑫科技は差別化による突破ルートを歩んだ。破産寸前のドイツ奇夢達(Qimonda)の中核特許と研究開発チームを“底値で拾い”、適法な技術的土台を獲得。正面からの消耗戦を避けつつ、自主的な反復改善とアップグレードを継続した。

同時に、合肥の国資が“釜を沈める覚悟”で決断し、720億元の重点支援資金を導入。業績の達成を巡る賭け(対赌)はなく、国産メモリーの突破を全力で下支えした。まるまる9年、長鑫は継続的に投資を行い、年々赤字が続いた。累計で366.5億元を焼き尽くし、古い製造プロセスを飛び越えて、直接DDR5、LPDDR5といった高端メモリー技術に取り組んだ。

最も厳しい局面を乗り越えた後、2025年はAI計算力の爆発を追い風に、長鑫は黒字転換を実現し、日次で約4億元という驚異的な高収益を達成した。年次の巨額赤字から業界の“紙幣製造機”へ——長鑫は本当にお金を払う形での授業料を払い、海外のメモリ巨頭が築いた技術的な鉄のカーテンを徹底的に引き裂き、国内で自社による量産DRAMチップがなかった歴史に終止符を打った。

これは単なる一企業の逆転劇ではない。国産半導体のハードコアな突破の、最良の縮図でもある。

産業の回顧・復習のみであり、投資助言ではない
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