前のこの相場の流れは最も人を熱くさせやすい。何度も連続して上げたのに、そのたびに「まだ買い支えがある」と感じさせられる。私は2111.63付近の動きを見ていたが、多(ロング)には追随しなかった。毎回の上昇がすぐに反落してしまい、買い注文は賑やかに見えても、実際には価格を遠くまで押し上げられていなかったからだ。



本当に考えを変えさせたのは、一度の急なスパイク(針)だった。その後、価格の反発すらも虚しく見えるようになった。あのときはショート(空売り)を取りづらく、チャートが少し揺れただけで「降りるぞ」と慌てる人が出てきて、私も予定より早く切り上げそうになった。けれど最終的には、高値での負荷(上値の重さ)というロジックが崩れていないと感じた。

価格が2111.63から1880.78まで進んで、この下落の波がようやく判断を最後まで実現してくれた。そして結果は+1902.41%として記録された。途中で特別な“魔法”のような操作はなく、メリーゴーランドのように相場が回る(値動きの揉み合い)段階では追いかけて買わなかったこと、また短期の値動きに振り落とされなかったことが大きい。

正直に言うと、ショートで一番怖いのは「逃すこと」ではなく、少しの反発を見ただけで自分を疑い始めることだ。方向性の判断がはっきりしてしまえば、あとは自分の手のうずきや焦りと、何度もぶつかり合うだけ。リズムを守れれば、相場は自然に答えを返してくれる。

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