シリコンバレーのAI旋風が仮想通貨業界にも本格的に押し寄せてきた。先週、大手仮想通貨取引所が従業員の約14%にあたる700人規模の大規模削減を発表したニュースは、業界全体に衝撃を与えている。
この決断の背景には、二つの大きな流れがある。一つはAI技術の急速な進化。某大型交易所のCEOは、AIが企業の運営方法を根本的に変えつつあり、この新時代をリードするために組織を再構築する必要があると述べている。もう一つは、仮想通貨市場の継続的な変動性だ。弱気相場が続く中、コスト構造の即座の調整が避けられないという判断だ。
規制当局への書類によると、今回の人員削減により約5,000万ドルから6,000万ドルの退職金や関連費用が発生する見込み。これは同社の約5,000人の従業員の7分の1以上に相当する規模となっている。
もっと注目すべきは、この企業がAIネイティブな組織への転換を本格的に進めようとしていることだ。プログラミング作業を処理できるAIエージェント(デジタルボット)の管理を担当する小規模チームの編成、さらには経営層の階層削減まで計画している。人間のマネージャーも「チームと緊密に連携して作業する必要がある」という新しい役割定義がされているという。
こうした動きはCoinbaseだけではない。今年2月にはフィンテック企業のBlockが従業員の約40%にあたる4,000人を削減。Meta社も従業